hinomarulamanchaのブログ

スペイン滞在24年

文豪の チョーチンブルマー かわいいね

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今日はスペインを代表する大文豪、ミゲール・デ・セルバンテスさんをご紹介。
世界で聖書に次ぐ出版数を誇る、彼の偉大な書物はもちろん、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ。


この石造はラ・マンチャの村、アルガマシージャ・デ・アルバという所にあります。
この村にある牢獄でドン・キホーテ正編が書き始められたと言われています。
が、実はセルバンテスの生涯に関してほとんど何もはっきりしていません。謎の人物ですね。
アルカラ・デ・エナーレスで生まれたと一般に言われてますが、18世紀にラ・マンチャの町、アルカサール・デ・サンホアンという所でセルバンテス出生登録の記載も見つかっています。もしかしたら、同姓同名のミゲール・デ・セルバンテスが存在したのかも。。。

それにしても、ドン・キホーテに出て来るラ・マンチャの舞台は、ほとんど曖昧な描写がされていますが、時々「ここでしかあり得ない」という、現地に住む、または住んだことがある人にしか書けないような明確な描写で記されている部分があります。そこから推測すると、たぶんセルバンテスは一生のうち数年間はラ・マンチャに住んでいたのでしょう。もしかすると、ここで生まれて育ったのかもしれません。
本当に明らかなことは、1571年にレパントの海戦に参戦して、左腕を負傷し一生使えなかったということです。そして、ドン・キホーテ続編が1615年に完成されたことも本当です。その翌年1616年にセルバンテスは亡くなりました。
現在は彼のお墓さえ分からず、「たぶんここだろう」と予測されている修道院にて、最新式テクノロジーでセルバンテスの遺体を探している最中です。


今年2015年は、ドン・キホーテ続編が完成されてから丁度400年目。
ラ・マンチャ地方ではこれを記念してあちらこちらで数多くのイベントが用意されています。
このビデオはカスティリャ・ラ・マンチャ州議会が製作したプロモーションビデオです。
新しいラ・マンチャと昔ながらの自然がいっぱいのラ・マンチャをどうぞお楽しみください。

Qvixote 2015. Video Promocional IV Centenario de la publicación de la Segunda Parte de El Quijote


www.hinomarulamancha.com

日本でも 簡単かるきち アサディージョ

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ラ・マンチャを代表する料理の一つにアサディージョがある。
赤ピーマンがメインでトマトソースで仕上げるといったもの。
ラ・マンチャでは、ピストやミーガスに並んでバールでよく出て来るタパス。


材料:
赤ピーマン 3個
トマト   5個(トマトソースならば200ml)
ニンニク  3かけら
砂糖・塩・クミン・オリーブオイル 少々


作り方:
1. 赤ピーマンに塩を少々ふり、オリーブオイルを軽くかけ、オーブンで180℃、40分焼く。
  焦げないように時々ピーマンの表面を返す。

2. ピーマンの皮がつるんとはがれるくらいに焼けたら、さましておく。
  さめたら、皮をはぎ、へたと中の種を取り除く。



3. たてながに切る


4. 細かく切ったニンニクをオリーブオイルで炒める。
  トマトは皮をむき、細かく切りニンニクと供に炒める。
  トマトソースの場合はそのままニンニクと炒める。ここで砂糖少々加える。
  トマトがよく炒まったらピーマンを加える。クミンを入れて約10分弱火。


出来立てのアサディージョも美味しいけど、冷めたアサディージョもまた美味しい。
簡単なんで、一度お試しをば。
www.hinomarulamancha.com

ラ・マンチャは 400周年 にぎやかね

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ドン・キホーテの正編は1605年に完成された。
これが著者のセルバンテスも信じられないくらいのベストセラー作品になってしまった。その後、続編を執筆し始める。

続編では熟成したセルバンテスの落ち着きがよく見える。正編でチョコマカとちょんぎられてるような話がなく、整った小説である。正編で大成功した文豪の姿があるのだと思う。
セルバンテスが続編を書き終える前に偽のドン・キホーテ続編が世に登場。これが非常にヒットしているのを知った彼はあわてて続編を完成した。1615年のことである。


今年はドン・キホーテが完成して400年。スペイン ラ・マンチャはこれを記念に盛り沢山のイベントを準備している。
このビデオもそれを記念して作られた。
Qvixote 2015. Video Promocional IV Centenario de la publicación de la Segunda Parte de El Quijote