片田舎 結婚式も いいんじゃない?
かつて、スパイス・ガールズというイギリスのアイドル・グループが一世を風靡した。
日本でも流行ったかな?
そのグループ解散後、サッカー選手と結婚されたビクトリアさん。
彼女が、
スペインはニンニクの臭いがする国だ。
と、のたまった。
その言葉にスペイン人は、
なにを言う。スペイン人を田舎もん扱いしおって!!
と多いに憤慨した。
実は、わたしもビクトリアさんと同感です。
日本からスペインに帰ってきて、マドリッドのバラハス空港に降りるたびに、どこからともなく、ニンニクの香りが漂って来るのを感じるのです。
ここだけの話にしといてね。
さて、今日はそんな田舎で結婚式はどうですか?というお話し。
ラ・マンチャの北東にベルモンテという町があります。
ベルモンテ城。15世紀に建てられたお城。
ムデハール様式といって、アラブの匂いがプンプンしてます。
伯爵夫人のお部屋の装飾も神秘的なアラブの香りがプンプンと。。。
その内側(18世紀に建築)
この中庭で挙式された日本人もおられます。
このお城は「ドン・キホーテ」にも登場します。
続編・第30~41話に語られている伯爵夫妻のお城。
ここで、サンチョ・パンサは「バラタリア」という島(村)の統治者に任命されます。
お城から見た周りの風景。
サンチョはどのあたりを統治したのかな?
お城の中での怪奇な出来事も、
サンチョが領主になった事も、
みーんな、この城主のビエーナ伯爵夫妻の悪ふざけ。
それだけ、この伯爵夫妻は当時、大金持ちで権力をブイブイいわせてたんですね。
貧富の差が激しかった当時のスペインをセルバンテスは、おもしろおかしく、皮肉まじりに、後世に伝えてくれてます。
では、また~~~。