サルスベリが綺麗だよ。
古い話で恐縮ですが。。。
お金はないけど、時間と体力はあり余っていた頃のこと。
マドリッドから伊丹空港へのフライトがなかった頃のこと。
スペインから成田空港に着き、高速バスで東京駅まで行った。
東京から実家の大阪へは、夜行バスに乗る予定だった。
その待合室で「あと2時間どうしようかなぁ」と退屈にしてたら、小さい男の子を連れたお母さんが来られて、私の隣の席に座られた。軽く会釈を交わした。
スーツケースやショルダーバッグやお土産が入ってそうな紙袋などを持ってたうえに、子供の手をひいてと、いかにも大変そうだった。
暫くして、「おしっこぉー!」その子が叫んだ。
突然のことだったので、プッと失礼ながら笑ってしまった。
お母さんも気まずそうに笑いながら私に会釈をして、子供とトイレに行かれた。
驚きましたねぇー、さすがに日本だと。
もし私が悪い奴だったら、どうするんや?
トイレから帰って来て、スーツケースもショルダーバッグもお土産の紙袋も、全部なくなってたら、どうしはるんやろか?
会釈ひとつでお互いに信頼関係が成り立つんだよ。
世界で唯一の国だと思います。
誇りに思います。
が、「もう少し相手を疑ってみても、ええんちゃうのん?」とも思います。
そこが日本人の長所でもあり、短所でもあるのでしょう。
さて、話は変わって。。。
今、ダイミエル村は、百日紅(サルスベリ)が綺麗だよ。
幹がツルツルして猿がすべって登れないから、サルスベリなんだってね。
頬ずりしてみたけど、とげも刺さらずツルツルやね。
スペイン語では、難しい名前で、サルスベリとは言いません。
東南アジアが原産なんで、お猿の多い国で付けられたアダナなんでしょうね。
では、また~~~。